エクセル

第1回モジュール変数で複写範囲を記録するプログラム


年月を指定するだけで正しい日付けを表示
週間集計もOK

 今回は、曜日の表示を一覧形式に並べて、日数を自動表示させる週単位の集計表を作成する。これまでに使った日付関数を応用した日数表示を解説する。

 カレンダースタイルで集計表を作るなら図Aのように日数は連番、つまり1日ごとに+1した値(連続番号)になる。この日数を値として直接入力すると固定された値になり毎月の使い廻しができなくなる。そこで、各日数を計算で求めるようにする。1日ごとに+1すればよいので、各行の数式は1つ上のセル+1でよい。つまり次のような数式だ。第2週の火曜日(セルE14)を例にすれば数式は「=E13+1」になる。集計表の先頭行だけは前日がないので数値「1」を入力する。週ごとの集計行を設けているので月曜の行に入力する数式だけは他と異なるのでマウスのドラッグ操作でコピーする場合は注意しよう。また、第1週目の日数計算をC列に入力している理由は、後の処理で1日の位置を移動させたときに表れる0や負数を非表示にするための数式を集計表の日数を表示するE列に入力するためだ。各セルの入力内容を載せておくので参考に入力してほしい。最後の行まで入力済ますと、31以上の値(日数)が表示されて違和感があるが、これについては、後で非表示の方法を解説する。次に数行分の数式を載せておくので参考に日数を表示するすべての行に数式を入力してほしい。

 なお、集計表内の金額の計算は単純な加減算とSUM関数を使って合計を求めるだけなので、今回は詳しい解説は省くことにする。各自で適切な計算式を入力してほしい。